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鍼はどのような病気や症状に効くのか? > 耳管炎のはりについて

耳管炎のはりについて (2015.06.17)
#### はじめに 耳管は耳と鼻との間をつないで中耳の気圧の調節をしている中腔性の器官で、ここに炎症が起こると、耳の中の気圧の調節力が衰えて次のような症状が現れます。 1.自分の声が、ワーンと頭の中に響くように聞こえます。 2.耳鳴りがしますが、その特徴は、ガーガーやジージーではなく、プルプルといった訴えかたをされることが多いものです。 3.耳が詰まった感じや、聞こえかたが小さいなども訴えられます。 ##### 言葉の説明 * 器官:器官とは1つの働きをする体の1部で内臓も1つの器官です。 * 浅及び深耳下節リンパ節:耳の下のおたふく風邪で腫れるところの部にあるリンパ節で、耳やその周りのリンパの吸収を直接受け持つリンパ節で、今回は耳管の炎症のために起こった余分な組織液の吸収をするリンパ節であります。 #### 触診所見 患側の次のような所に所見がみられます。 * 浅及び深耳下節リンパ節の腫れ * 浅頚リンパ節の腫れ * 胸鎖乳突筋の緊張 * 頭の耳の上で、前後に長く走るこり様の所見  それで、どの所見にもいえることですが、新しいものはフワッと腫れぼったく、落ち着いてくるとこり様の所見となります。 * 肩上部・肩甲間部・後頚部等のこり * 下腿前側・前腕後面のつっぱり ##### 言葉の説明 * 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):耳の下から首の前を下斜め内側に走る筋肉で、首を回すときに使います * 触診所見:はりをするために必要な、手で触って見つける、患者さんの体に現れる腫れなどの変化 * 浅頚リンパ節:首の前側の筋肉内にあるリンパ節 #### どこにはりをするのか 耳管炎の時には次の所にはりを行います。 1.自律神経調整刺鍼:腕の肘から先の後側の部と、すねの外側部ですが、これらは体の調整をして治りやすい体にするためのはりです。  この部のはりでは皮下のつっぱりを丁寧にほぐすように行います。 2.おなかのヘソから上の部。これも体を元気にするためです。 3.肩と首と背中の上側の部:これらは首から上のリンパの流れをよくするためで、今回は耳管炎の治りをよくするためです。 4.浅頚リンパ節、浅耳下リンパ節部、側頭部の所見の部:これらは直接耳管の中のリンパの吸収をよくして症状を取るために行います。  この4へのはりは、症状が新しいものは浅くフワッと腫れているので、浅い静かなはりを行いその部の腫れを取ります。 これらのはりの後、患側の合谷(ごうこく)というツボが手の親指と人差し指との間にありますが、これと手のひらとの揉みほぐしをして肩くびの体液の圧力を下げて耳管炎の治りを助けることをして治療は終わります。
##### 言葉の説明 * リンパ:体の中の液体のこと * リンパ節:普通はリンパを流していて、バイ菌などの異物が来たときはそれを食べて処理している全身にある免疫組織

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